コミケット・レポートその2

1日目
 朝、にょろにょろ。

 5時過ぎくらい、テントから駅に移動。何故かいっぱい人がいますねぇ。


 5時40分くらい、りんかい線始発が国際展示場駅に到着。風が語りかけます。

 〜7時くらい、必死。

 〜8時○○分くらい、さぁサークル入場が、そろそろアウトに。
前回のマンレポにも載っていましたが、黄色いバーの出現です。走らず慌てず急いで下さいませ。
頒布物が大量に載ったカートとかマジで怖いから、走るのはやめてね。

 9時くらい、センタープロムナード付近に。もうちょい具体的には、サンクス前辺り。
だいたいこの頃になると、アレがアレし始めます。

 ↑からもうちょいくらい。西側入場待機列が…
今回も、西側入場される方の一部の列を引っ張らせて頂きました。赤と青のにんじん(誘導棒(私物))を目一杯高く振り上げ、多少ぐだぐだなアナウンスしながら。
毎度毎度ついてきて頂いてありがとうございます。道を間違えないか、列が混ざらないか、何より事故がないか注意しながらなので、意外と必死だったりします。

 10時、開幕。業務中、色々回りながら拍手。目が回る忙しさがまた堪らない。
なおも列整理、列移動、列詰め。一人でも多くの参加者が、少しでも早く会場に入れるために、ちょっとずつちょっとだけとは言いながら多大な負担をお願いしてます。それでも協力して貰ってなんとか成り立ってます。何度も言わせて貰います、ありがとうございます。

 11時ちょい過ぎくらい?
なんかもうオーバーヒート中、列が1つになり西側エリアは国際展示場までまっしぐらです。

『お手持ちの携帯、PSP、DSからは目を離して前を見て下さい!宝の地図も一時中断しましょう!いのちをだいじに!』
『あの逆三角形には貴方の夢があるはずです、周りを見て、ビッグサイトを見て、夢を追い求めて下さい!』
とか叫んでました。


 12時くらい、花壇補修作業。柵を作り写真を撮り、被害がないか確認です。ビッグサイトのモノです、コミケットの関係者(勿論一般参加者含みます)が迷惑をかけた場合、賠償金とかにもなるそうです。実際に過去に問題になったそうで、それ以来こうした作業ができております。

 13時くらい?
私の1日目のスタッフ業務終了、ホテルに戻りシャワー浴びてちょっとぐったり。私の部署はほとんどが午後から自由になります。

 14時くらい、先輩スタッフからお呼ばれ。コミケット担当部署での花壇資材や物資の会計に。あちこちでお金が動いております。詳しくはゴニョゴニョ。

 その後、用意して貰っているお弁当をいただき、スタッフ待機室でゆっくりしてました。
夕礼を終えて、ホテルに戻りシャワー浴びて、気が付いたらぐったりぐっすり。
1日目終了。


はみ出しコラム
 カタログにも書かれておりますが、毎回本当にお願いしてます、危ない真似をしないで下さい。分かっている人がほとんどだと思っていますが、お願い事に対する個人的見解。

・押さない、走らない、騒がない。
 自分の怪我や事故の防止も勿論ですが、他人、特にコミケットに関係の無い方に迷惑をかけない。
普通に会社に出勤される人もおられます、近くに住まれていてジョギングコースに使われている人もおられます。
コミケット期間の関係者各位、あれだけの人混みや熱気はみんな不審ですよね、異様だと思います。それでも、だからこそ周りに配慮をお願いします。

・道路や通路でむやみに立ち止まらない、車道に出ない
 人混み前提の話しになりますが、周りを見ずに立ち止まられると、後ろから来る弾幕にひかれます。前に列があるからと車道に飛び出て走り出す人もいっぱいでした、車にひかれます。
また、自分一人なら大丈夫とやられると、他の人も続いてしまいます。
あの人は良くて自分は駄目なのか?いいえ、参加者のみんながやってはダメです。ルールが何故あるのか、お願いします、もう一度考えてみてください。

・カート、日傘、その他
 自由に身動き取れない人混みで、その物が凶器に成り得るもの。
カタログだって鈍器に当たる世界なのですが、
特に今回一番お願いした事項が、日傘についてです。
とりあえず見掛けたら、出来る限り遠慮してもらうようにお願いしました。
カタログにも書かれていますが、スタッフの判断で危険だと思われるものは制限させて貰うものもあります。
中には日光アレルギーという方もいました。本当にどうしようもない理由があるのは…
ただ、出来る限りのお願いのアナウンスはさせて頂いてます。
また、カートの運用方法。気を付けてられている人は多いです。自分の体にぴったりつけて、周りをすごく気にしながら進まれてました。素晴らしいです。
ですが、やっぱりまだまだ多いです。他の人薙ぎ倒しながら進まれている人も。中身がたっぷりなカートの重量は中々シャレにならないものなので、使われるなら最大級気を配ってほしいと思います。

・イヤホンを外し、周りを良く確認しよう
 駅から会場までのルート(導線)は、その日に変わることもあります。
前に来たときはこうだったから大丈夫だろう。スタッフが相変わらずうるさいなぁ。別に聞かなくても分かるよ。それでもどうか、こちらの言うことに耳を貸して下さい!
今回の導線は大分変則的でした。多少言葉を濁しますがある日の朝のある時間では、りんかい線の駅を右に曲がり、白い屋根で左に曲がり、一般参加者とサークル参加者が同じように進み、マクドナルドの辺りで分岐するやりかたでした。スタッフは微力ながら全力でアナウンスをやらせていただいてます。
それでも分岐に気付かず、サークル入場側にいってしまった一般参加者が多かったと聞いております。
また逆にサークル参加者が一般参加者待機列に並んでしまったという話しも毎回よく耳にします。
道の色々な所に看板を掲げています、我々スタッフも必死です、皆さんに道を教えようと頑張っています、少しでも安全に最短な距離で会場に入って貰えるようにです。
人は聞きたいことしか耳に入らないと言われています、人間の注意力が十全であればこの世から事故は無くなっているはずです。
ただでさえ多くの人がいて、様々な事故に繋がる要因を含んでいます。ですからどうか、自分の身は一番自分で守って下さい。
それにはまず、周りの状況を察して、取るべき道を間違えないように進んで下さい。そのためにも、イヤホンを外し、現場の多くの情報を自分で把握して下さい。不安だったら近くにスタッフはいるはずです、がんがん聞いて下さい!


 正直無駄に叫びたくは無いです。
少しでも伝わる様にネタだって仕込みます、いっぱいいっぱいな時にはおかしな事も言ってしまいます。
買いたいモノがある、会いたいヒトがいる、目的があって時間がなくて皆さん必死だと思います。
ですがこちらも必死です。場面場面においてですが、ある朝1つの分岐点で20分毎に、スタッフ一人でおよそ三千人に話を伝えなければなりません。効果があるように方法も改善努力を続けております。


 長々と語りましたが、目的は1つです。全てはコミックマーケットを楽しむために。コミケに参加される全ての参加者が楽しめるためにです。

どうかご協力をお願いします。