魔理紗の秘術特集書

グリモワール ( グリモワまたはグリモアとも) とは、フランス語で呪文集を意味し、特にヨーロッパで流布した魔術書を指す。奥義書、魔導書、魔法書(おうぎしょ、まどうしょ、まほうしょ、Grammar book)ともいう。

狭義では悪魔や精霊、天使などを呼び出して、願い事を叶えさせる手順、そのために必要な魔法円や護符などのデザインが記された書物を指すが、魔術や呪術、神秘学などに関する知識、奥義を記した古文書、書物全般のことを指す場合もある。(wikiより抜粋)



さて、つい先日秋葉原を徘徊していたら見つけてしまったので久しぶりに感想文でも。


グリモワール オブ マリサ
著者 ZUN
発行所 株式会社一迅社

内容
魔理沙魔理沙による魔理沙のためのグリモア

霧雨魔理沙がみてきた数々の弾幕の中でも、印象的なモノを魔理沙なりに考察して、何かしら役に立たないかしらと纏めたモノとなっている。

これまで(紅〜地)の(魔理沙に勝手に)厳選されたキャラクター別スペルカードが、画像と魔理沙の感想付きで軽く一覧出来る、弾幕マニアには垂涎の逸品。また全ページフルカラーで隙間スキマに可愛く綺麗なイラストが入り、あとがきには担当のzun氏が起用されており、見応え読み応えが抜群です。


構成
キャラクターシンボル スペルカード名
・使用者 使用者名
・備考 タイプ分類や用法等
・参考度(とかなんか色々) ★や感想等
本文 記事・魔理沙の感想、考察や魔理沙なりの攻略法等
スペルカード使用時の画像(ゲーム画面)


所感
核融合って凄かったり血液が凄かったり奴隷が欲しかったり

zun氏も言われてますが、他に無い弾幕考察本であり弾幕ファンブックともなっている素敵に豪奢な本です。
酒呑みながら必死で弾を避けている時には見えない何かを、もしくは酒呑んでたら見えていたけど素面になった時には見えない何かをじっくり鑑賞出来る優れもの。
自分でリプレイ集やら画像集を作られている方も、だいぶやり込みやりこまれ脳裏に焼き付いておられる方も、また相当楽しめるモノになっているかと思われます。


まとめ
公式のファンブック、もしくは幻想郷をスペルカードルールに基づいて、魔理沙視点で解読した史料集とも言える。

また魔理沙の記事の中に散りばめられた様々な情報は、幻想郷を知る上での良いソースとなりえると感じられました。痛い弾幕は当たるとやっぱり痛いんだなぁとか。
んで、この本持ってお酒呑みながら弾幕談義するのもまた趣深いでしょうねぇ。



あとがきに、魔理沙のスペルカードルールの考察や弾幕分類なんてのも。

見応え読み応え抜群で面白い仕上がりだと思いました。夏コミ前に、東方好きには良い刺激となりそうですね。